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ごみ焼却施設

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処理対象

可燃ごみ、可燃性粗大ごみ、下水・し尿汚泥
ごみ処理の流れはこちら

施設の概要

施設規模

  • ごみ熱分解・燃焼溶融施設:260t/日
    (キルン式ガス化溶融炉×2):(130t/日×2炉)

「キルン」とは?
「キルン」とはラテン語で窯の意。これまでも物を乾燥させたり、セメントを作ったりする時に使われています。このキルン=熱分解ドラムの中にごみを入れ回転させ空気を遮断した状態で蒸し焼きにすることが大きな特徴です。これは、炭焼き小屋で木炭を作るのと同じ原理です。

発電設備

  • 発電出力:4500kW
  • 設備構成:廃熱ボイラ/2基、抽気復水式蒸気タービン/1基

公害防止基準(排ガス)

  • ばいじん:20mg/立方メートルN以下
  • 硫黄酸化物:100ppm以下
  • 塩化水素:100ppm以下
  • 窒素酸化物:100ppm以下
  • 一酸化炭素:30ppm以下
  • ダイオキシン類:0.05ng-TEQ/立方メートルN以下

ごみ処理の工程

ごみピット内にためられたごみは、150~200mm以下に破砕し、熱分解ドラムへ運びます。これを空気のない状態で約一時間、450度で蒸し焼きにし、固形物とガスを生成します。
固形物は、ふるい分けをし、金属選別機にかけます。鉄は酸化されず、アルミも溶けていないため、金属としてリサイクルをすることができます。
残った固形物とガスは、隣の高温溶融炉に送ります。ここで約1300度の温度で燃焼させます。これにより、灰はスラグとなり、完全に無害化され、道路の路盤材などにリサイクルすることができます。
最後に残る排ガスは、煙突を通して大気中へ放出しますが、事前に二つのバグフィルターが、有害物質を捕らえ、環境基準を大幅に下回ることができます。


運ばれてきたごみをピットに投入し、ごみクレーンで投入ホッパへ入れます。そして、熱分解を容易に行うために破砕機でごみを細かく砕き、次の工程へと運びます。
前処理工程で細かく破砕されたごみを、熱分解ドラムへ供給し、空気の侵入を遮断した状態で蒸し焼きにして、熱分解ガスと、不燃物を含んだ熱分解カーボンに分けます。
熱分解ドラムから出てきた熱分解カーボンと不燃物を冷却し、熱分解カーボンと鉄やアルミなどの金属に分別し、回収します。
熱分解工程で生成された熱分解ガスとカーボンを、燃焼溶融炉で空気1.2という少ない空気量と約1,300度の高温で完全燃焼させ、同時に灰分を溶融・スラグ化します。
廃熱ボイラで発生した蒸気を発電などに有効利用します。
高温の排ガスは廃熱ボイラで熱を回収して減温塔で急冷します。その後、除塵用バグフィルタ、脱塩用バグフィルタで有害物質を除去し、クリーンな排ガスを大気中に放出します。
 
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